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トップスピンの打ち方!ウエスタン VS セミウエスタン
(フォアハンド編)


▼グリップによるトップスピンのイメージの違い

テニスをするなら覚えたいのがトップスピンですよね?

トップスピンとはドライブ回転(進行方向と同じ方向の回転)を強くかけることで、ボールの軌道を下方向に変化させるテクニックです。フラットで思いっきりたたくとボールはアウトしてしまいますが、トップスピンをかけてググッっとボールを曲げてやることでコート内に決めることができます。(そんなことは知ってるって・・・(^^;)

じゃあトップスピンを打つポイントは何かって言うと、基本はラケットヘッドを落とすようにして「下から上へスイング!」ですよね?

でも管理人から言わせるとある意味正しいけど、ある意味正しくないのです。

さあ、どこがおかしいのでしょうか?シンキングターイム!




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わかりましたか?間違っていてもいいのであなたなりの答えを用意してくださいね。自分で考えてみることも重要ですよ。

では解答行きましょう!

答えは下から上へのスイングで鋭いスピンがかかるのはセミウエスタングリップの場合で、ウエスタングリップの場合には少し違うイメージで打つ必要があるってことです。

まずはセミウエスタングリップでのトップスピンについて解説します。

セミウエスタングリップはウエスタングリップよりも少し薄い(右利きならウエスタングリップから少し左にずらした)グリップですよね。

セミウエスタングリップだとボールを打つ時にラケット面が地面に対して垂直にしやすいのです。つまりあまり何も考えなくてもインパクトではフラットなラケット面が作れるってことです。

なのであなたがセミウエスタングリップで打っているなら、「下から上へ」というイメージは正しいトップスピンのイメージになります。トップスピンの基本はラケット面をフラットにして下から上へスイングすることによって回転をかけることですからね。

ではウエスタングリップだとどう違うのか?

ウエスタングリップだと「下から上」というイメージだけだとインパクトでラケット面が伏せ気味みになってしまいます。一度やってみてもらうとよく分かると思いますが、何も考えずにスイングするとインパクト時のラケット面は伏せ気味になってしまいますよね。

なのでウエスタングリップの場合にはインパクト時にラケット面をフラットにするための意識が必要です。具体的には小指を先行させる、あるいは肘の内側を先行させるイメージです。これで伏せ気味だったラケット面がフラットにできました。

じゃあそこにスピンをプラスしてやるにはどうすればいいでしょうか?

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考えました?(^^; では解答行きましょう!

ウエスタングリップの場合はインパクトまではレベルスイング(水平スイング)、インパクトと同時にワイパースイング(窓を拭くようなスイング)をすればパワーがあるトップスピンになります。

セミウエスタングリップとウエスタングリップによるトップスピンの打ち方の違いを整理してみます。

セミウエスタンの場合はフラットなラケット面が作りやすいグリップであるため「下から上」、つまり斜めに振るイメージです。通常のフラットより少しラケットヘッドを落としてスイングを始めればOKです。一方、ウエスタングリップの場合は、意識的にフラットなラケット面を作ってやって直線的にボールにぶつけて左へワイパーするイメージです。

ウエスタンの方が変化が急だってことですね。でも無理なスイングではないんですよ。ウエスタングリップはワイパースイングがしやすいグリップなんです。

スピンはかかるのだけどパワーが乗らないという場合にはぜひぜひこの辺を見直してみてくださいね。

結局のところどっちのグリップの方がトップスピンには向いているのさー!?と困っているあなたに最後のアドバイス!

ストロークで重要なのは伸び(スピード)とスピンになりますが、伸び(スピード)を重視したい人はセミウエスタン、スピンを重視したい、グリグリのスピンを打ちたい!という人はウエスタングリップを選びましょう。

管理人の場合は、軟式出身ということもあって、最初はウエスタングリップでスピン量の多いボールを打っていましたが、ちょっとスピンが多くなりすぎていてショートになることが多かったので、伸び(スピード)がもっと欲しいと思うようになり、セミウエスタンに変更しました。セミウエスタンだと管理人的にはグン!と伸びるボールが打てて、かつスピン量も適度にかけられるので、こちらの方が希望に合っているようです。ロブが打ちにくくなるかと思いましたが慣れれば同じようなショットが打てます。

スピンをかけて、かつ伸びも得ようとすると、かなりの体力筋力を必要とするため、まずはセミウエスタンで始めてみて、もっとスピンが欲しいということであればグリップを厚くしていくというのが良いと思います。

あなたも自分の希望に合ったグリップでトップスピンにチャレンジしましょう!





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