発達障害者を排除する幼稚園2

2020-08-06

前の記事で幼稚園から退園勧告されていることを書きましたが、その続編です。

直接面談を受けたのは保育現場の責任者的な人でしたが、退園を勧告するというのはかなり重大な行為になると考えましたので、園長がそれを把握するのかを確認してきました。

結論として今回の件は把握はしているが、退園勧告ではないという聞こえの良い回答でした。園としては退園のことだけを言っているのではなく、幼稚園で進級しないで他の保育園に行くことと、進級しても良いが仕事の時間を調整する、もしくは退職するという選択肢を提案しただけで、退園を勧告したわけではないということでした。退園することは一緒ですけどね…

今回も面談時とは別の現場の主任がペラペラしゃべってましたが、言っていることは同じで、子供のことを考えるなら発達障害の疑い(発達の遅れ)のある子供に対して十分な対応ができない今の幼稚園の2歳クラスに進級するよりはほかの園という選択肢もあるのではないかということでした。あるいは、時短勤務で幼稚園の保育時間できっちり迎えに来て、療育の日は自宅から送り迎えできるように仕事を休むことを提案されました(事実上仕事を辞めるに等しい、もしくは休職)。もし今の幼稚園で2歳クラスに進級する場合は十分に目を配れないし、そのことによって安全性などが下がってしまうということでした。

そもそも、発達の遅い子供に対して配慮しないことは、合理的配慮をするという法律上の義務に触れないのか聞いたところ、例えば補助教員をつけると、幼稚園の2歳クラスでは保育園とは異なり加配がない(お金の補助がない)ため、追加の費用が掛かってしまい合理的ではないという回答でした。

要するにお金がないので対応できないということなのですが、私立の幼稚園であればビジネス(営利)が目的になりますので仕方ないのでしょうか。コスパの悪い子供は排除するというのは、悲しい対応だなと思います。

市役所の方の判断は1週間程度で出すということでしたが、まだ来ていません。おそらく似たような回答なんだろうなと思います。

追記:市役所の回答は後日来ましたが、回答いただいた方は個人的には心中を察するが、指定された人員配置がされていれば幼稚園側の対応に問題があるとは言えないとのことでした。役所的にはこのような回答になるのは仕方ないと思います。電話でヒアリングもしていただいたようで、その効果かその後しばらくは幼稚園の態度も軟化したように思われました。

日記

Posted by ZEN


PAGE TOP