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■ガウディオがフルセットでコリアを下し初優勝!
ノーシードから勝ち上がったガストン・ガウディオが第3シードのギレルモ・コリアをセットカウント0-6 3-6 6-4 6-1 8-6のフルセットの末下しグランドスラム初優勝を決めた。
この決勝戦はドラマティックだった。第1・2セットはガウディオは緊張から体の硬さがとれず全く自分のプレーができていなかった。コリアはきっちりガウディオの正面にボールを返しているだけで、ガウディオが自らミスをしてくれた。
第3セット目に入っても最初のゲームをブレークされ、このままガウディオはストレートで自分のプレーができずに終わるのかと誰もが思ったはず。コーチにアドバイスを受けることができれば流れを変えられたかもしれない。しかし今はそれはできない。こんなときローランギャロスの観客たちはどうすれば面白い試合が観られるのかよく知っている。「私たちはそんな試合を観に来たんじゃない、最高のプレーを見せてくれガウディオ」と言わんばかりに会場にはガウディオコールが起こった。
その声援を受けてガウディオのプレーは息を吹き返した。ブレークされてもブレークバックし、自分の得意のバックハンドがしっかり振り切れるようになった。ガウディオが第3セットを取り、第4セットに入るとコリアが足を痙攣させて今度はコリアの方が自分のプレーが出来なくなった。マッサージを受けたが痙攣は治まらなかった。ためが作れないためにサーブを思い切って打つことが出来ない、入れるのがやっとのサーブだった。さらにトップスピンも十分にかけられなくなり、コリアはなすすべなく第4セットを6−1で失った。
ファイナルセットに入ってコリアはセットに入る前に受けたマッサージや水分補給の効果もあって少し痙攣は治まったようだった。しかし今度はガウディオの方にプレッシャーがかかって来た。当たり前のことをすれば勝てるのに、それを意識しすぎてまた自分のリズムを崩してしまいダブルフォールトをしてしまう。コリアも痙攣はましになったがサーブではやはり思い切って打つことが出来ない。ガウディオの不調が続く中、なんとか粘るコリアはマッチポイントを2度迎えたもののそれをものにすることが出来ず、最後はガウディオが粘り勝つ形で優勝をきめた。
この試合たとえコリアが痙攣を起こしていなくてもフルセットになったかもしれない。第3セットで息を吹き返したガウディオのプレーはすばらしかった。コリアは去年のセミファイナルに続き、予期せぬ出来事でまたもや全仏制覇の夢を絶たれてしまった。クレーコート31連勝のコリアも痛みには耐えられなかった。しかし、まだまだチャンスはある。来年の全仏もおもしろくなりそうだ。
■ミスキナがディメンティエワを破り初優勝!
女子シングルス決勝戦はアナスタシア・ミスキナが同郷のエレナ・ディメンティエワをストレートで破りグランドスラム初優勝を決めた。ミスキナは終始自分のプレーが出来ていたし、ディメンティエワのバックハンドのボールを集め得意のフォアハンドを打つ機会を全く与えなかった。さらにディメンティエワはグランドスラム決勝のプレッシャーからかサーブミスを連発し自滅する形でミスキナの勝利となった。
ミスキナの冷静さはすばらしかった。でもちょっとクールすぎて感動ない感じもした。ディメンティエワも準決勝までのプレーが出来ていれば接戦だったはず、サーブとメンタル面での強化が今後の課題だ。サーブが自身もって打てるとプレーも自信もてると思うし。